冠山~平家平

5月10日、予土国境の冠山~平家平に登った。今回の山行の第一の目的は、ナスビ屋敷(ナスビ平)のカタクリに出会うこと。だが、残念ながら、カタクリの花を見つけることはできなかった。
とは言え、今回初めて歩いたこのルートは、なかなか味のある、楽しいルートだ。
稜線近くのアケボノツツジも見事だった。

→ 詳細は、「デジカメ山行記」へ
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読書日誌:動的平衡2 ―― 生命は自由になれるのか

読了日:2012/05/06
書名:動的平衡2
著者:福岡伸一
出版年:2011年
出版社:木楽舎
コメント
前著「動的平衡」に続く第2弾。著者の生命観、生命理論を語るエッセイ集である。
前著同様、生命科学の新しい知見を紹介しつつ、ドーキンス流の機械論的生命観を批判する著者の語りは心地良く、刺激的だ。ただ、少々説明不足の感がある。話に引き込まれかけた途端、話題が変わってしまう。え、もう終わり? みたいな箇所が何箇所もある。もっとがっつり味わいたいんだけど……。残念。

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読書日誌:ラーメンと愛国

読了日:2012/04/25
書名:ラーメンと愛国
著者:速水健朗
出版年:2011年
出版社:講談社現代新書
コメント
ラーメンという素材を通して、日本の近現代史について論じた書。
ラーメンは、明治中期に「南京そば」として中国から渡来して以来、支那そば、中華そば、ラーメンと名を変え、中身を変えてきた。この間には、ご存知のインスタントラーメン、カップめんの発明もあった。
このように、著者は、ラーメンが日本において「国民食」となっていく過程を丹念に追う。
だが、本書でとりわけ興味深いのは90年代以降のラーメンの変化だ。著者はこのように書く。

かつては中国文化の装いを持っていたラーメン屋の意匠が、すっかり和風に変わった。さらには、作務衣風の衣装をまとった店員や手書きの人生訓が壁に掛けられているようなラーメン屋が主流になった。
こうした変化を本書では“作務衣化”と呼び、それ系のラーメン屋を“作務衣系”と呼ぶことにしたい。(略)そう、いつからかラーメンは、気軽なファストフードから行列をつくる大仰な食べものに変わり、脱サラしたオヤジではなく活気のある若者がつくるものに変わり、店内には説教くさい手書きの人生訓が飾られるようになった。
ラーメンはいつからこんなに説教くさい食べものになってしまったのか。

このあたりについての著者の分析も、なかなかに面白い。

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読書日誌:「民が代」斉唱 ―― アイデンティティ・国民国家・ジェンダー

読了日:2012/04/09
書名:<民が代>斉唱 ―― アイデンティティ・国民国家・ジェンダー
著者:鄭暎惠
出版年:2003年
出版社:岩波書店
コメント
東日本大震災の後、この国を覆った「ニッポン人の美質」称揚キャンペーンに嫌気がさし、積ん読状態だった本書を手に取った。本書は10編の論文からなる論文集で、初出は1992年から2002年。本書出版は2003年である。
発表は古いが、内容は(ある意味残念なことに)古びていない。アイデンティティ、国民国家、ジェンダーを問い直す刺激的な10編である。以下、各論文のタイトルと初出年。
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・アイデンティティを超えて(1996)
・フェミニズムのなかのレイシズム(1997)
・交差するヒロシマ(1996)
・家族と異文化適応(1992)
・「戦後」つくられた植民地支配(1998)
・定住外国人と近代国家の誤算(1993)
・国民主権原理と定住外国人の参政権(1999)
・マルチカルチュラリズムの可能性と困難(1998)
・ジェンダーの政治と国民の再構成(2001)
・難民受け入れとポスト国民国家(2002)

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大滝山

1月15日、高知市北部の大滝山(836m)に登った。車をオーベルジュ土佐山の駐車場に停め(登山口がこの駐車場にある)、2時間あまり歩くと山頂に立つことができる。山頂すぐ下にある魚売石からの眺めは素晴らしい。天気が薄曇りだったのが少し残念である。

→ 詳細は、「デジカメ山行記」へ
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皿ヶ峰(高見山)

1月14日、ジョギングに出るとき、いつも走る鏡川の堤防と気分を変えてみようと、ふと思いたって近所の皿ヶ峰(163m)に登った。毎日見ている山だが、登るのは十数年ぶり。低い山だが、山頂からの眺めはなかなかに良い。

→ 詳細は、「デジカメ山行記」へ
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2011年のまとめ

[仕事および医療関係]
01月 診療情報管理室欠員補充
01月 医療法25条にもとづく立入検査(高知市保健所)
03月 湧水連載100回到達
05月 四国厚生支局適時調査
08月 日本医療マネジメント学会高知県支部学術集会で発表
   「電子カルテ使用に関する職員アンケート調査報告」
10月 地域医療研究会全国大会in高知
   (職場の病院が主幹病院に)
12月 CI(Clinical Indicator)年報2010年版作成

[ランニング]  cf.鈍足記
01月 第61回須崎ロードレース大会(20km)
   1時間36分43秒
03月 第3回四万十川桜マラソン(42.195km)
   東日本大震災のため中止

[山行]  cf.デジカメ山行記
04月 不入山
05月 西赤石山
05月 寒風山
08月 筒上山~手箱山
09月 笹ヶ峰~寒風山
10月 瓶ヶ森
10月 大森山~佐々連尾山
12月 三辻山

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2011年、51歳になった。
1年前、50歳という年齢が受容できていないと書いた。今もそう。だが、その一方で、この1~2年、視力や排尿機能など、肉体的な衰えがめっきり進んだ。哀しい。

仕事の上では、今年は調査の当たり年。高知市保健所管内では立入検査は隔年でやってくる。それが1月。四国厚生支局の適時調査は9年振り。また、3年に1度の医療施設静態調査、患者調査。それに加え、高知県患者動態調査、高知県脳卒中患者調査(11月から1年間)、高知県脳卒中に係る医療機能調査。これらは地域医療計画関連の調査。さらに診療報酬改定結果検証調査(リハビリ関連)など、労働時間のかなりの部分は、自院のためというより県や行政のために働いていたという印象だ。

ランニングは、1月の須崎は過去最も遅い記録。4月の四万十桜マラソンは初エントリーだったが、東日本大震災で中止。3月以降は、年末の今に至るまでろくに練習をやっていない。どうにもいけない。

山行には、2011年は8度行った。この中で初めて行ったのは不入山と三辻山。どちらもそれなりに味のある山である。

三里塚の一坪共有地については、2011年は動きがなかったが、空港関連の動きとしては7月、「成田空港 空と大地の歴史館」開館の案内がぼくのところに届いた。この施設開設のもともとの流れは空港問題シンポと円卓会議で、空港反対闘争の歴史を伝承する施設をつくろうという趣旨だったのだが、いつの間にやらそれがNAA(成田空港株式会社)の1施設になってしまった。なんか、複雑な気分であるが、機会があったら覘いてみたいとも思う。

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三辻山

12月16日、高知市北端、工石山の東隣にある三辻山に初めて登った。今回のコースは歩行時間が2時間弱、登山口までのアプローチも自宅から50分ほどと手軽。
昼食前に自宅に戻れる気軽な散策コースとして、なかなか良さそうだ。
四季折々に来てみても良いかも。

→ 詳細は、「デジカメ山行記」
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社会保障における社会保険の意義

前の投稿からの続き)
五島正規編著「社会保障 ―― 21世紀の課題」は大半が対談、鼎談で構成されているが、五島以外の筆による論文が2本入っている。頁数にして51頁のものと9頁のもの。本書全体の頁数が496頁。長い方の論文が、堤修三「社会保障における社会保険の意義」である。堤は元厚労官僚。本書によると、医療保険問題をめぐって厚労省内外で国保派vs.健保組合派の論争がかつてあったらしい。五島は国保派で、本書中でも、後期高齢者医療制度をめぐる議論の中で、健保組合派の流れをくむ「突き抜け方式」の主張をはっきりと否定している。一方、堤は健保組合派で、「突き抜け方式」の提唱者。本書に収められた堤論文では、社会保険に関するこうした堤のフィロソフィが展開されていて興味深い。
一方、対立する論者の論文(本書中最長の論文である)を自著中に何のコメントもなしに収載するところに、五島の懐の深さ(鷹揚さともいえる)がうかがわれ、こちらもある意味、面白い。

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読書日誌:社会保障 ―― 21世紀の課題

読了日:2011/12/16
書名:社会保障 ―― 21世紀の課題
編著:五島正規
出版年:2011年
出版社:年友企画
コメント
編著者は元代議士(社会党-民主党)で医療法人理事長。本書の大半は2011年8月から9月にかけて何度か行われた対談・鼎談から成る。あと、数本の論文が収載されている。
対談・鼎談に登場する主な人物を挙げると、次のような人たち。
高原亮治:上智大学総合人間科学部教授。元・厚生省障害保健福祉部長、健康局長。
中村秀一:内閣官房社会保障改革担当室長。元・厚生省老人福祉課長、年金課長、保険局企画課長(略)、老健局長、社会・援護局長。
堤修三:大阪大学大学院人間科学研究科教授。元・厚生省大臣官房審議官、老健局長、社会保険庁長官。
和田勝:福祉社会総合研究所代表。元・厚生省保険局企画課長、大臣官房総務課長、高齢者介護対策本部事務局長。
石井暎禧:社会医療法人財団石心会理事長。元・日本病院会常任理事、厚労省中医協委員。
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つまり、厚生官僚OB(現役1名)をはじめ、日本の社会保障政策づくりに関わってきたインサイダーたちばかり。OB連中が寄り集まって「今の若い奴は」と、さかんに腐している感がなきにしもあらずだが、「社会保障と税の一体改革」をはじめとして社会保障・生活保障のあり方が問い直されている今、その問いに対する彼らなりの希求ぶりは共感できる。また、興味深い。
次の投稿に続く)

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