読書日誌:黒い赤ちゃん カネミ油症34年の空白
読了日:2006/01/30
書名:黒い赤ちゃん カネミ油症34年の空白
著者:明石昇二郎
出版年:2002年
出版社:講談社
コメント:
1968年に発生した「カネミ油症事件」。森永砒素ミルク中毒事件と並ぶ一大食品公害事件として知られている。
だが、断片的な知識はあるものの、詳しい病像や被害者たちの状況など、ずっと知らないできた。が、不明を恥じる他ない。思った以上にえげつない被害である。胎児性の患者がいることは知っていたが、経母乳による乳児性の患者もいること、さらに原因物質であるPCBやPCDFが3世にまで継承され、被害が続いていること、内分泌撹乱性や生殖機能への障害といったきわめてセンシティブな問題もあり、患者差別の問題が非常に深刻であること。そういったことなどはまるで知らなかった。
自分も含め、社会はこうした問題に持続的な関心を持ち続けていくべきである。



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