読書日誌:RCAの基礎知識と活用事例
読了日:2006/09/08
書名:RCAの基礎知識と活用事例
── シリーズ医療安全確保の考え方と手法
著者:飯田修平・柳川達生
出版年:2006年
出版社:日本規格協会
コメント:
四病院団体協議会が実施している医療安全管理者養成講習会の演習用テキストとして書かれた本である。RCAとはRoot Cause Analysis(根本原因分析)の略で、産業界で用いられている品質管理の手法の1つ。本書ではそれを医療安全に適用する方法について述べている。
ぼく自身、このテキストで予習した上で上記の演習を受けてみたが、結構使えそうに思える。
インシデントやアクシデントの再発防止策を病院の委員会等で議論するさい、何か1つ論点が出たら議論がその問題に引きずられてしまい、隠れているかもしれない他の問題が忘れ去られてしまうというのはよくあることだ。その点RCAの手法は、まずアクシデント等の経過を丹念に洗い、問題点を網羅し、1つ1つ吟味しながら根本的な問題に絞り込んでいくという方法である。病院トップに対して対策を具申する上でも、検討チームがその対策案を採用した根拠を示すことができ、説得力が増す。手間がかかるのが難点ではあるのだが……。



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