読書日誌:チェチェンやめられない戦争
読了日:2007/01/07
書名:チェチェンやめられない戦争
著者:アンナ・ポリトコフスカヤ
出版年:2004年
出版社:NHK出版
コメント:
著者アンナ・ポリトコフスカヤは2006年10月7日、モスクワ市内の自宅アパート建物エレベーター内で射殺体で発見された。
本書は1999年の勃発以来継続している第2次チェチェン戦争のうち、主として1999年から2001年頃までの「戦争の光景」を描いたドキュメンタリー。戦争の現場に深く入り込んだ彼女が発信する情報は、紛争の指導部双方のプロパガンダがいかに真実とかけ離れているかの鋭い告発となっている。とりわけ、連邦軍による「掃討作戦」という名の、一般市民からの略奪・拉致・身代金取立てというサイドビジネスの横暴無法ぶりには、ぞっとするものがある。
ポリトコフスカヤは何故殺されたのか? 彼女が伝えたかったものは何なのか? こうした点を考えると、この世には「読むべき本」というものがたしかにあるのだと思えてくる。この本は、心して読むべき本である。



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