読書日誌:Quality Indicator [医療の質]を測る
読了日:2008/03/09
書名:Quality Indicator [医療の質]を測る
著者:聖路加国際病院 QI委員会
出版年:2007年
出版社:インターメディカ
コメント:
医療の質を示す様々な指標を電子カルテから取り出し、集計して広く公開するという聖路加国際病院のプロジェクトの記録である。ざっと100項目ほどの指標と同病院のデータが計算式や参考値とともに紹介されている。
このようなパフォーマンスデータの公開というと、いわゆる病院ランキングの一種として、自院の優秀性をアピールするための手段と受け取られがちであるかもしれない。
だが、本プロジェクトのリーダーである福井院長によると(2008/03/08日本POS医療学会における氏の講演を私が聴いたところによると)、パフォーマンスデータの公開は、そういったことよりも、Evidence-practice Gapや院内での医師間のパフォーマンスのばらつきを可視化させることによって、職員に対し質の向上にむけたモチベーションを与えることの方にむしろ眼目があるのだと言う。
なるほどどの病院も聖路加のようにQI測定-公開ができるとは思えない。だが、どの病院も今後はでき得る範囲内で、でき得る限りの品質測定-向上運動を進めるべきだろう。本書は良い道標となるに違いない。



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