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読書日誌:大正デモクラシー ── シリーズ日本近現代史(4)

読了日:2008/12/14
書名:大正デモクラシー
著者:成田龍一
出版年:2007年
出版社:岩波新書
コメント
シリーズ日本近現代史(全10巻)の第4巻。
1905年の日露戦争終結から1931年、満州事変が始まるまでを描く。
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この四半世紀を貫くのは、大日本帝国の展開とそのもとでの社会運動、そして大衆社会化の進行である。本書の試みは、帝国のもとでの社会のありようを描き出すことであり、二十世紀初頭のデモクラシーの歴史的な性格を、帝国主義-ナショナリズム-植民地主義-モダニズムとの関連で考察することとなる。(「はじめに」より)

二十世紀初頭の四半世紀の経験は、帝国のデモクラシーの可能性と困難を語って余りあるといえよう。(「おわりに」より)
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百家争鳴のごとく、「改造」の様々な潮流が花開いたこの時代であるが、この時代には一方で普選と引き換えに治安維持法が交付され、やがて30年代の戦時動員の時代へとつながって行く。一つ思うのは、警察や軍をはじめとする国家の暴力装置をどう制御するかという問題である。今年(2008年)起きた田母神論文事件を想起すれば分かる通り、このことはきわめて今日的な問題である。大正デモクラシー期の日本の経験は、二十一世紀初頭のわれわれにも数々の示唆を与えてくれそうである。

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