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読書日誌:医療安全ことはじめ

読了日:2011/07/23
書名:医療安全ことはじめ
編者:中島和江、児玉安司
出版年:2010年
出版社:医学書院
コメント
1999年は医療安全元年と言われている。日本において横浜市立大附属病院の患者誤認事故、都立広尾病院の消毒薬誤投与事故が起き、医療安全がおおいに注目された。この年、米国ではIOMレポート(To Err is Human;邦訳「人は誰でも間違える」)が発表され、世界的な反響を呼んだ。そして、以来、各国同様日本でも、医療安全のためのさまざまな取り組みが行われている。本書は、この10年あまりのさまざまな取り組みについての中間報告ともいうべき15の論文から成っている。
この中で一番面白かったのは、日米の比較の視点から両国のこの10年あまりを概観・総括したロバート B.レフラー氏の論文(医療事故調査と法的責任)。日本の医療者が議論するとややもすれば感情的になりがちなこのテーマを、冷静に分析・批評する筆者の姿勢には共感できる。

次の記事へ続く

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