読書日誌:ソーシャルビジネスとしての医療経営学
読了日:2011/09/27
書名:ソーシャルビジネスとしての医療経営学
著者:西田在賢
出版年:2011年
出版社:薬事日報社
コメント:
病院など医療経営の人材養成用に書かれた経営学の概説書。医療をソーシャルビジネスととらえるところに、著者の姿勢が表れている。つまり、医療という産業は、その公共性ゆえに保険診療という公営の社会システムとして営まれているが、その一方で事業者の大半は民間セクターが占める。事業者側による自院の経営持続性の追求が、ときに公共の利益とミスマッチを起こすこともある。こうした中、本書は医療機関や介護施設の経営者に求められる経営持続性向上のための知識と心構えについて説く内容となっている。
ただ、少々中途半端な印象。たとえば著者自身、「もともと病医院が「経営戦略」という用語を使うことに違和感を持っていた」と言いながら、一方で経営戦略かくあるべしと説いたりする。海外の医療経営事情の紹介にしても米国の情報に偏っており、米国のシステムを否定しているのだか肯定しているのだかよく分からない。
いまいちすっきりしない読後感だった。




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